突然ペニスがなくなる「ペニスパニック」とは?真相はなに?

ペニスパニックとは

ペニスパニックと聞いても何のことだか分からないと思うので、まずは事例を見てください。

2006年3月、アフリカ西部に位置するナイジェリア共和国で奇妙な事件が発生した。なんでも、レストランで食事をしていた男性が会計を済ませたところ、会計を担当したボーイがいきなり「俺のペニスがない!」と叫び出し、パニックになったのだという。さらに、その騒ぎを聞いて駆けつけた男性2人も「ペニスがなくなった!」と叫び出したため、現場は混乱状態に陥ってしまったそうだ。

ペニス・パニック! 「陰茎が体内に吸い込まれる」伝染病“コロ”が恐ろしすぎる - TOCANA
画像は、maleva apaixonada / pipi coletivo(from Flickr, CC BY 2.0)  2006年3月、アフリカ西部に位置するナイジェリア共和国で奇妙な事件が発生した。なんでも、レストランで食事をしていた男性が会計を済ませたところ、会計を担当したボーイがいきなり…

ペニスパニックはこれだけではありません。他の事例も見てみましょう。

1976年11月、タイの東北部イサーンでは、350人の男性がペニスを失い、病院に搬送される人が続出するという事件も起きている。

ペニス・パニック! 「陰茎が体内に吸い込まれる」伝染病“コロ”が恐ろしすぎる - TOCANA
画像は、maleva apaixonada / pipi coletivo(from Flickr, CC BY 2.0)  2006年3月、アフリカ西部に位置するナイジェリア共和国で奇妙な事件が発生した。なんでも、レストランで食事をしていた男性が会計を済ませたところ、会計を担当したボーイがいきなり…

最初に紹介した事例では3人でしたが、今度は350人。一体何が起きたのでしょうか。まだまだ同じような事例はあります。1967年にシンガポールで起きたペニスパニックです。

なんと数千人の男性がペニスを失ったと主張する事態になり、まさに“ペニス・パニック”に陥ったのだ。現地の新聞は、インフルエンザのワクチン接種を受けた豚の肉を食べた人に症状が見られたと報じたが、政府は混乱と伝染の広がりを抑えるため、報道規制をかけたという。

ペニス・パニック! 「陰茎が体内に吸い込まれる」伝染病“コロ”が恐ろしすぎる - TOCANA
画像は、maleva apaixonada / pipi coletivo(from Flickr, CC BY 2.0)  2006年3月、アフリカ西部に位置するナイジェリア共和国で奇妙な事件が発生した。なんでも、レストランで食事をしていた男性が会計を済ませたところ、会計を担当したボーイがいきなり…

今度は数千人。人為的なものとは思えません。インフルエンザワクチン接種を受けた豚肉というのは関係あるのでしょうか。

中国では、1940年代から80年代にかけて6回も“ペニス・パニック”が発生し、16の都市と郡で合計3,000人以上に伝染した

ペニス・パニック! 「陰茎が体内に吸い込まれる」伝染病“コロ”が恐ろしすぎる - TOCANA
画像は、maleva apaixonada / pipi coletivo(from Flickr, CC BY 2.0)  2006年3月、アフリカ西部に位置するナイジェリア共和国で奇妙な事件が発生した。なんでも、レストランで食事をしていた男性が会計を済ませたところ、会計を担当したボーイがいきなり…

アジアやアフリカで1900年代から現在まで各地で起きているペニスパニック。一体何が原因なのでしょうか。また日本で起こる可能性はないのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

一体原因は?犯罪?伝染病?

ペニスパニックの真相について見ていく前に、一体何が原因なのか考えてみましょう。最初のナイジェリアの事例ですが、計3人の男性がペニスを失っています。悪意を持った犯人がいてペニスをカットしたのでしょうか。しかし、気付かれずに犯行を行うことは無理なような気がします。

次の350人もの被害者を出したタイの事例。これはもし人為的だとしたらかなりの巨大犯罪組織の犯行でしょう。しかし何が目的なのか、犯行声明は出ていません。

シンガポール、中国の事例では数千人規模の被害が出ています。また中国では数十年に渡り複数回事件が起きています。

これは人為的なものと考えるのは不可能です。それならば、何が原因なのでしょうか。現地の報道機関が伝えたワクチン接種した豚肉は関係あるのでしょうか。

そうすると何か病原菌のようなものに感染してペニスが腐り落ちるのでしょうか。その場合、痛みもなくまたそんなに一瞬で引き起こるものなのでしょうか。考えてもらちが明かないので真相を見てみましょう。

真相

ナイジェリアの事例もタイもシンガポールも中国の事例も原因は1つです。実は誰もペニスは紛失していないのです。それならば悪質な集団いたずらなのでしょうか。

いいえ、当事者はペニスがなくなったと認識しているのです。つまり自分のペニスがなくなったという幻覚精神障害に陥ったというのがこのペニスパニックの真相です。

この幻覚精神障害には、コロ(性器収縮症候群)という病名が付けられています。このコロは感染してしまうので数百人、数千人レベルで被害が出るというわけです。コロに感染するとペニスが身体の中に吸い込まれるような感覚になります。

話だけ聞くと笑ってしまいますが、当事者にしたら一大事です。現に病院に何人も運ばれたり、報道規制をしないといけないほどパニックになっています。かなり危険な集団ヒステリーと言えます。

文化的背景

コロはどこでも起きるというわけではありません。特定の文化的背景を持った地域に起こる集団ヒステリーです。具体的に言えば、呪術や魔女などのオカルト的なものを信じている地域に限り引き起こされるとされています。

つまり日本では起きる可能性は低いと言えるので一安心です。2003年のスーダンでは、外国人と握手するとペニスがなくなるというチェーンメールが流行り、実際に商店主が客の外国人と握手したことでコロに感染しています。このようにオカルト的なものを信じやすい国、地域の人がかかる病と言えます。

まとめ

ペニスがなくなったという感覚に陥るペニスパニックはコロという幻覚精神障害による集団ヒステリーが原因で引き起こされるということが分かりました。

オカルト的なものを強く信じる地域の人たちが感染するということなので、ひとまず日本での感染は起こらなそうですが、何とも恐ろしい病気です。