陰茎ガンとはペニスの陰茎部分にできるガンのこと。どのような症状があり、どのように治療するのか見ていきましょう。

陰茎ガンとは?原因は?

陰茎ガンは日本やアメリカなどの先進国での発症は少なく、10万人に1人以下の割合で起こると言われます。また60~80代の高齢者に多いとされます。

陰茎ガンと先進国であるかどうかの関係は、ペニスを清潔に保っているかどうかにあり。つまり、ペニスを不潔にしていると罹患リスクが上がるということです。

包茎だとなりやすい?

実際に陰茎ガンの罹患リスクを上げる大きな要因の一つに包茎が挙げられます。包茎だと包皮内に恥垢が溜まりやすく、慢性炎症になりやすい傾向あり。

慢性炎症が発がんと関係していると言われています。ユダヤ教徒やイスラム教徒の陰茎ガンの割合が極端に少ないのは、割礼の儀礼があり包茎がいないためと考えられます。

しかし包茎だからと言って必ずしも危険性があるわけではなく、あくまでも恥垢が溜まり不潔な状態が続くことが原因。そのため、包茎でも恥垢が溜まらないようにしていれば問題はありません。ただし、包茎の人の陰茎ガンの罹患リスクがそうでない人の10倍というのは事実。

その他の要因

喫煙

包茎以外に陰茎ガンの罹患リスクを上げるものとしては喫煙があります。喫煙者の罹患率はそうでない人の3倍と言われます。ただし、喫煙は陰茎ガンだけではなくそれ以外のガンのリスクも大きく上げることが分かっています。

HPV感染

ヒト・パピローマウィルス(HPV)への感染も陰茎ガンのリスクを上げる要因ではないかとの研究もあります。HPVはヒトにだけ感染する最も小型なDNAウィルス。陰茎がんをはじめ子宮頸がん、腟がんなど多くのがんに関与すると言われています。

陰茎ガンの症状

陰茎ガンの症状をステージ別に見ていきます。初期症状であるステージ1から重度のステージ4までの症状をまとめました。

ステージ1

がんが亀頭部のみ、あるいは陰茎の皮膚のみに限局している

おできのような腫瘍(しゅよう)が陰茎部分にできます。レベル1では痛みもないため気付かなかったり、気付いてもほっておいたりする人もいます。また性病と間違える人も。

ステージ2

がんが亀頭部を越えて広がっているが、転移がない

進行して痛みや出血なども生じてきた段階。ここで初めて違和感を覚えて診療を受けるという人が多い段階です。

ステージ3

鼠径部のリンパ節に転移がある

鼠径部(太ももの付け根部分)にあるリンパ節に転移が見られます。腫れたようになることが多く、転移ではなく感染による腫れの場合もあります。

ステージ4

鼠径部を越えて骨盤内のリンパ節に転移がある、あるいは他の臓器に転移がある

陰茎の海綿体や尿道にまでガンが広がれば、排尿の異常をきたすこともあります。ステージ4になるまでに治療する必要があります。

陰茎ガンの体験談

陰茎癌は包茎の人や陰茎を不衛生にしている人がなる癌だそうです。
でも夫はとても清潔にしていた人で、朝からシャワーを浴びて仕事へ行き、仕事から帰ってきたらお風呂に入っていました。
ヒトパピローマウィルスの感染も発症の原因になるそうですが検査結果は該当しなかった。

https://ameblo.jp/ma10301016/entry-11978987397.html

陰茎ガンになった方を夫に持つ女性のブログからの引用。清潔にしていて、HPV感染もなかったようです。

ただし、この男性は尿道下裂という先天性の疾患を持っていたようなのでそれが原因と考えられます。尿道下裂は尿道が通常の位置からずれている疾患で、普通の人よりも炎症を起こしやすい傾向あり。

 

風呂でシャワーを掛けた時に痛みを感じました。それから間もなくして、そこがえぐれて穴があき、大きく深くなり、膿が多量に出るようになりました。

http://mrt-jp.com/experience/post-302.html

ステージ2で異変に気付いて診察を受けて判明したそうです。

陰茎ガンの検査と治療法

検査

医師による肉眼での検査で診断することが可能。ただし陰茎ガンは初期だと、尖圭コンジローマ、梅毒などの性病と区別が付かない場合があります。その場合は、陰茎の一部を切除して検査をすることで確定させることも。

治療

治療には他のガン治療と同じように、いくつか方法があります。それぞれ見ていきましょう。

手術

ステージ3までに有効。陰茎の該当部分を切除するので、手術後はペニスが短くなります。排尿やセックスが難しい場合は人工ペニスを付けることも。

放射線療法

ステージ1や2の初期まで有効。ペニスを切除する必要がないというメリットはありますが、ガンが広がっている場合は治癒率は落ちます。一か所に固まっている場合は手術と同程度の効果が得られます。

化学療法

ステージ3、4の転移が見られるようなガンに必要になります。手術で切除してから全身に抗がん剤を使用します。再発防止に有効

まとめ

陰茎ガンについて見てきました。ガンというと恐ろしいイメージが先行してしまいますが、適切な治療を受ければ治る病気。

初期に見つけることができればそれだけ治癒率は上がるので、異常があればすぐに診察を受けることが重要です。