「非クラミジア性非淋菌性尿道炎」という病名だけ聞くと長くて難しいと思ってしまいますが、分けて考えると理解できます。つまり、クラミジアでも淋菌でもないことが原因で起こる尿道炎のこと。

性感染症の一つである男子尿道炎は大きく分けて2種類あります。淋菌性尿道炎非淋菌性尿道炎。淋菌が原因で引き起こされる尿道炎は全体の3割ほどであり、残りの7割は淋菌以外の原因で引き起こされます。

そのうち3、4割がクラミジアが原因。つまり男子尿道炎の半数ほどは、クラミジアと淋菌が原因ではない非クラミジア性非淋菌性尿道炎です。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎について詳しく見ていく前に、実際に非クラミジア性非淋菌性尿道炎を患ってしまった方の体験談をご紹介。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎の体験談

医師の説明は、今の検査で来院前の排尿でご検査というのは考えにくいため、
クラミジア、淋病は原因ではないと思われる。別の雑菌が濃厚、という説明で、
抗生物質ビブラマイシン錠50mgとビオフェルミンR錠を1日3回2週間分を処方された。

現在の症状としては、腹部に違和感があり、尿意のようなものをほぼ1日中感じている状態。
そして排尿すると楽になる。症状から調べてみたところ、間質性膀胱炎に症状が似ているため、
これなのではないか、と疑ってる。

http://socialdisease.hatenablog.com/entry/MyillnessisAreavenerealdisease

クラミジアや淋病を疑って検査を受けたところ、これら以外が原因ではないかと診断されたようです。つまりは非クラミジア性非淋菌性尿道炎。

一瞬膿っぽいものがちょっとパンツについていたけど、1日もせずにおさまった。
今はおしっこがたまると膀胱が痛い感じ。

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症状はクラミジアや淋病と同じように見えますが、具体的にどのような症状があるのか詳しく見ていきましょう。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎の症状

非クラミジア性非淋菌性尿道炎の症状は大きく分けて3つあります。

・尿道からの分泌物(膿)

・排尿時の痛み

・尿道のかゆみ

症状は緩やかで膿の量もそれほどではないのが特徴です。淋菌による尿道炎と比べて症状が軽く、クラミジアによる尿道炎とほとんど同じ症状。女性の膣や喉に感染することもあります。

1~5週間の潜伏期間を経て、非クラミジア性非淋菌性尿道炎は発症します。具体的に何が原因なのか、またどのような行為によって感染してしまうのか見ていきましょう。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎の原因

原因菌

非クラミジア性非淋菌性尿道炎の原因菌は、実は詳しく分かっていません。そのため非クラミジア性非淋菌性尿道炎というあいまいな名称となっています。

マイコプラズマウレアプラズマとの関連が示唆されていますが、これらが検出されない非クラミジア性非淋菌性尿道炎もあります。

原因となる行為

原因菌については明らかになっていませんが、セックスやオーラルセックスにより感染すると考えられています。また、性行為以外でも免疫力が落ちている場合、尿道から入ってきた細菌により感染する可能性も。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎の予防法

コンドームの正しい利用

コンドームを正しく使用することが予防になります。挿入時だけではなく、性行為の最初から終わりまで使用することで感染を防止することが可能。

清潔に保つ

性器周辺を清潔に保ち、尿道から最近が入るのを防ぐことも有効な予防方法です。

水をたくさん飲む

水をたくさん飲んで、たくさん排尿すると尿道周辺の細菌を尿と一緒に洗い流すことができます。

お腹を冷やさない

細菌は体温が低いほど繁殖しやすくなります。そのため性器周辺、お腹周りを冷やさないようにすることが予防になります。

また体温が低下すると免疫力も低下して感染しやすくなるので冷やさないように気を付けてください。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎の検査

検査は病院での診察の他、抵抗がある方や忙しい方向けに専用のキットで調べることができます。自宅で自分でデータを取った後、郵送。

結果はウェブで確認できるので病院に足を運ぶことなく結果を知ることができます。

検査は症状が出ていないと正しく行うことができないので注意。パートナーがいる場合は同時に検査、結果によっては治療を受けてください。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎の治療法

治療は薬を服用することにより行われます。クラミジアにも効果がある抗生剤を1~2週間服用。

症状の改善と尿道分泌物や尿中の白血球の消失を確認して完治とみなされます。病原菌の特定が難しく、また再発することも多いので3~4週間後に再検査が必要

まとめ

非クラミジア性非淋菌性尿道炎についてご紹介してきました。

原因菌ははっきりと分かっていないなくても、性行為や不衛生さが原因で感染します。予防して、万が一感染したらパートナーと一緒に治療を受けましょう。