男性ホルモンの種類と働き・作用

男性ホルモンと言っても、その種類にはいくつかあります。主な男性ホルモンの種類とその働きを見ていきましょう。

テストステロン

男性ホルモンのおよそ90パーセントを占めるホルモン。睾丸で生成されます。テストステロンの働きには体毛増加、筋肉増大、生殖器増大、精子形成、性欲増大などがあります。

ジヒドロテストステロン

脱毛や薄毛の原因となるホルモン。体毛・ヒゲの増加、薄毛の進行、前立腺の肥大による性欲減少などの作用があります。

デヒドロエピアンドロステロン

近年、若返りホルモンとして注目されている男性ホルモン。前立腺細胞内で40パーセントを占めています。

その他

他にも女性や子どもにも存在するアンドロステロンやテストステロンにも女性ホルモンのエストロゲンにもなるアンドロステンジオンなどもあります。

男性ホルモンを摂取する理由

男性ホルモンを摂取するのはどのような理由があるのでしょうか。それぞれ見ていきましょう。

性同一性障害

性同一性障害とは、医学的な病名です。 すなわち、「生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず、心理的にはそれとは別の性別であるとの持続的な確信をもち、かつ、自己を身体的および社会的に別の性別に適合させようとする」障害です。

https://health.goo.ne.jp/medical/10480100

性同一性障害の治療にホルモン投与は行われます。それぞれ男性ホルモン、女性ホルモンが投与されます。

不妊治療

男性側の不妊治療として男性ホルモンの摂取を行う場合があります。

筋トレ

筋トレ目的で男性ホルモンを摂取することもあります。筋肉増強や疲労回復目的で使用します。

若返り

アンチエイジングとしても男性ホルモンを投与することがあります。特にデヒドロエピアンドロステロンはその効果が高いと注目されており、サプリメントや経口投与などが人気。

更年期障害

更年期障害といえば、一般的には女性の更年期障害のことイメージしますが、実は男性にも更年期障害があります。 この男性更年期障害は、「LOH症候群」ともいわれ、男性ホルモンである“テストステロン”が大きく影響しています。 人生で一番テストステロン値が高い時期は20代で、中高年になってくると男性ホルモンは徐々に減少します。

menshealth-md.com/late-onset-hypogonadism/

男性の更年更年期障害の治療にも男性ホルモンは利用されます。主に男性ホルモンの分泌が低下する40代以降に使用されます。

更年期障害の症状としては、疲労感や発汗、ほてり、頭痛、めまい、などがあります。またうつやイライラなどの精神的な症状も見られることがあります。

男性ホルモンを摂取するメリット、デメリット

男性ホルモンを摂取する理由には、性同一性障害や更年期障害の治療、不妊治療などの病気や疾患の他にも若返りや筋トレ目的で摂取する場合もあることが分かりました。男性が男性ホルモンを摂取するメリット、デメリットについて見ていきましょう。

メリット

精力アップ

テストストロンには性欲回復、ED改善などといった男性機能を高める働きもあります。

動脈硬化予防

動脈硬化症とは、文字どおり「動脈がかたくなる」こと。 … また、動脈がかたくなると血管の内側がもろくなって粥腫(じゅくしゅ)ができ、血管の中がせまくなったり、詰まったり、粥腫がはがれて血液中をただよい細い血管を詰まらせたりします。

www.domyaku.net/arteriosc01-02.html

血管が詰まると脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こし、命に関わる可能性があります。男性ホルモンには動脈硬化を防ぐ働きがあります。

メタボ予防

生活習慣病の1つであるメタボリックシンドロームや肥満を予防する働きも男性ホルモンにはあります。筋肉量が増えるため脂肪の増加を抑えられます

デメリット

ハゲる

よく言われる男性ホルモンの副作用の1つ。男性ホルモンには頭髪を薄くする作用があります。更年期を迎えホルモンバランスが崩れた女性の頭髪が薄くなるのも男性ホルモンの働きが強くなったことによるもの。

肌が荒れる

皮脂の分泌が多くなるため、ニキビや肌荒れを起こしやすくなります。

その他

他にも体毛が濃くなったり体臭が強くなったりという変化が起こる場合があります。

男性ホルモンを増やす生活習慣

男性ホルモンを注射や経口で摂取する以外で増やす方法はあるのでしょうか。男性ホルモンを増加させる生活習慣についてまとめました。

規則正しい生活

栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレスを感じないなどの規則正しい生活がホルモンバランスを整えて男性ホルモンを増加させることにつながります。

筋トレ

筋トレをすると男性ホルモンが増加します。ただし過度の筋トレはテストロンの分泌を低下させるコルチゾールを分泌することになるので注意。

まとめ

治療以外で男性が男性ホルモンを摂取すると筋肉が増えたり、精力が付いたりとメリットはありますが、ハゲや肌が荒れるといったデメリットもあります。

ホルモン投与以外でも、生活習慣の改善や筋トレを行うことで男性ホルモンを増やすことができるので治療以外で考えている方はまずは男性ホルモンを増やす習慣を身に付けることから始めてみましょう。