C型肝炎は感染症の一種。症状は重いものではなく、7~8割の方には痛みや苦しみなどの症状が出ないのが特徴。

ただし、感染者の7割以上が慢性化して、悪化してさらなる病気を誘発すれば命の危険もあるので軽く見ることはできません。日本国内では150~250万人の感染者がいると言われていますが、そのうち60万人ほどは感染に気が付いていません

C型肝炎の症状や感染原因、治療法などについてまとめました。まずは実際に体験した方のお話をご紹介していきます。

C型肝炎の体験談

診断された当時は、ちょうど世間でもC型肝炎が話題になっていました。そのため、友人からは抗ウイルス療法をすすめられたのですが、私はかたくなに拒んでいました。

自覚症状はほとんどありませんでしたし、治療はつらく、負担も大きいと聞いていたので、家族に心配をかけてまで取り組む必要はないと考えていました。とにかく周囲の人には、心配をかけたくない、感染させたくないという気持ちがありました。ですから、病気のこともオープンに話していたし、「私が大けがしても、絶対に血を触らないで」と繰り返し言っていました。

http://cgatakanen-support.net/interview/case1.html

輸血を受けた際に感染した方の体験談。血液を介して感染するのでしょうか。多くの方と同様に自覚症状はなく、また治療費の不安などから放置していたようです。

その後適切な治療を受けて完治。重篤な病気に発展しなかったのは運が良かったと言えます。

私は若いころ後先考えずカッコいい、自分を強く見せたいという安易な理由で体にピアスを開けて刺青を入れていました。
ピアスは主に耳と顔、ヘソや首と言ったファッションピアスではなくボディピアスを開けていました。
どちらが原因であるのか分からないのですが、恐らくこの2つのどちらかでC型肝炎になっていることが去年わかりました。

http://minnanorecovery.com/c%E5%9E%8B%E8%82%9D%E7%82%8E%E3%82%92%E6%82%A3%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%96%B9%E3%81%AE%E4%BD%93%E9%A8%93%E8%AB%87

ピアスやタトゥーでの感染。やはりC型肝炎の感染は血液を介したもののようです。詳しく見ていきましょう。

C型肝炎の原因

体験談を見ても分かるように、C型肝炎は血液を介して感染します。C型肝炎ウイルス(HCV)の感染が原因で起こる肝炎がC型肝炎。

輸血やタトゥー、ピアスなどが原因で感染するほか、性行為も感染の原因になります。輸血からの感染は検査や管理体制が厳しくなったので、現在はほとんど心配はいりません

C型肝炎は感染者との性行為でも感染の可能性があります。HCVの感染力はそれほど強くないので、通常のセックスでの感染はまれ。ただし、アナルセックスや生理中の性行為など出血と粘膜の損傷をともなう性行為を行うと感染率は上がるので注意。

C型肝炎の症状

前述したように、C型肝炎は7~8割の感染者には表立った症状が出ません。また出たとしても軽いものがほとんど。だるさ、食欲不振、濃い色の尿、発熱、黄疸などの症状が3割ほどの方に出ます。

症状は軽いかも知れませんが、C型肝炎の恐ろしさは慢性化してしまう点にあります。きちんとした治療を受ければ完治しますが、放置しておくと症状が重くなったり慢性化する危険性あり。慢性化すると肝硬変や肝臓がんなどの命の危険性を伴う重篤な病気に発展する可能性が大きくなります。

B型肝炎との違い

肝炎はB型肝炎やC型肝炎が有名ですが、他にもA型~E型まで種類があります。水や食べ物を介して感染するものと血液を介して感染するものがあり、B型とC型は血液から感染する肝炎。

B型肝炎はC型肝炎と同様に輸血での感染や母子感染などの問題がピックアップされたことがあり有名になりました。

B型肝炎はC型よりも感染力が強いですが、ほとんどの感染者が自然治癒します。ただし、まれに劇性化して重篤な病気に発展することも。C型肝炎と同様に輸血や母子感染のリスクは現代では最小化しています。

C型肝炎の検査

感染した日から2週間から3か月たって発症すれば検査することが可能。発症していなくても感染させることはできるので、他人に感染させてしまう可能性があることは控えましょう。

検査は病院での血液検査の他、自宅で検査キットを使って行うことができます。結果もインターネット上で知ることができるので忙しい方や人目に触れたくないという方におすすめ。

C型肝炎の治療法

食事療法、抗炎症療法や抗ウイルス剤の投与など症状に合わせて治療を行います。C型肝炎は慢性化する前であれば、完治することができるので早期治療が大事。慢性化した後は症状を食い止め、肝臓がんや肝硬変にならないようにすることが治療の目的になります。

まとめ

C型肝炎についてご紹介してきました。C型肝炎は症状が出ない場合が多いのに慢性化して重篤な病気に発展する可能性が高い恐ろしい感染症。リスクのある行為はせずに、感染の可能性があれば早めに検査・治療を受けることが重要です。